|
DSMCGIとDSMSRV
|
スタンドアロン/分散環境の双方で、サーバーを管理するための「DSMCGI」と「DSMSRV」について説明します。
DSMCGI
Web型のネットワークにおいて、Webブラウザ(クライアント)からサーバー上のNOMADプログラムを実行します。このWebブラウザとサーバー側の橋渡しをするものとしてDSMCGIが存在します。DSMCGIはDistributed Session Manager for Common Gateway Interfaceを略した名称です。
このDSMCGIは、Webブラウザからのアクセスがあった時点で起動され、Webブラウザ側とのセッションを保持し、サーバー側のNOMADプログラムを呼び出します。最終的にはサーバー上のNOMADプログラムはWebブラウザに対して結果を返します。サーバー上で動くNOMADのことをB/NOMAD(BackEndNOMAD)と呼んでいます。
B/NOMADは1つのサーバー上で複数起動させることができ、複数のWebブラウザ(クライアント)からのアクセスに対して各B/NOMADが応対できます。
また、DSMCGIを用いることにより、1つのサーバーに対するアクセスを他のサーバーに分散させることができます。この分散機能は、多重アクセスによる負荷の軽減・安全性の確保・運用コスト削減などのメリットがあります。

※「セッション管理情報」は共有メモリー上にあります。
DSMSRV
DSMSRVは、各サーバー上のB/NOMADの起動、タスクの割り当てを行う常駐プログラムです。
DSMSRVは、スタンドアロン環境・分散環境によらず、使用する各サーバーごとに必ず1つ起動している必要があります。
DSMでは概念的にこれがサーバーの役割をします。
DSMCGIは、メインサーバーにあるセッション管理情報(共有メモリー)を参照し、メインサーバーにきたアクセスをサブサーバーに分散させる役割を持ちます。メインサーバーで実行されるB/NOMADは、DSMCGIから直接実行されます。それに対し、サブサーバーに分散された処理は、DSMSRVを通してB/NOMADを実行します。(メインサーバーとサブサーバーでは、DSMSRVの機能が違います。)


Windows NTをサーバーとして使用した場合は、DSMSRVをサービスとして利用することができます。
DSMSRVのコマンドラインでの操作
使用方法
dsmsrv /option
引数を何も指定しない状態ではDSMSRVを起動し、常駐させます。
/optionには次のオプションを指定できます。
| /? | 引数などのヘルプを表示します。
| /main | MainServer=ONと同じ効果です。
| /rmi | DSMRMIServer=ONと同じ効果です。
| /svonly | MainServer=OFF、DSMRMIServer=OFFと同じ効果です。
| /quit | DSMSRVを終了します。
| | | | |
DSMSRVをサービスとして利用

コマンドラインから「dsmsrv」と入力することによりDSMSRVを開始し、「dsmsrv /quit」と入力することによりDSMSRVを停止させることができますが、Windows NT環境においては、サービスからDSMSRVの開始・停止を行うことも可能です。
DSMSRVのサービスを利用するには、サービスとしてDSMSRVをインストールする必要があります。
「NOMAD for NT Server」のインストーラは、以下のサービスの登録作業を自動で行います。
Windows NTのサービスとしてDSMSRVをインストール
dsmsrvc.exeが存在するパスを指定して、Windows NTのサービスにDSMSRVを登録します。
使用例
instsvs.exe c:\nomadnn\dsmsrvc.exe
instsvs.exeの後の引数に「dsmsrvc.exe」をフルパスで指定してください。
正常にインストールされた場合は、「DsmService Installed.」というメッセージが表示されます。
[コントロールパネル]内の[サービス]を開き、「Distributed Session Manager Service」が存在するかどうか確認してください。
Windows NTのサービスからDSMSRVをアンインストール
Windows NTに登録されたDSMSRVのサービスを削除します。
使用例
instsvs.exe remove
正常にアンインストールされた場合は、「DsmService Removed.」というメッセージが表示されます。
サービスよりDSMSRVを起動する
[コントロールパネル]内の[サービス]を開きます。サービス名が「Distributed Session Manager Service」のものを選択し、『開始』ボタンを押すことによりDSMSRVを起動することができます。
サービスよりDSMSRVを停止する
[コントロールパネル]内の[サービス]を開きます。サービス名が「Distributed Session Manager Service」のものを選択し、『停止』ボタンを押すことによりDSMSRVを停止させることができます。
DSMSRV起動時の注意事項
- 分散環境においてDSMSRVを起動させる場合は、サブサーバーのDSMSRVを起動させてからメインサーバーのDSMSRVを起動するようにしてください。
- DSMSRVを起動・停止するときは必ず「dsm /m」とし、B/NOMADが未使用なことを確認してから、DSMSRVの操作をするようにしてください。もしも、B/NOMADが残っている場合は「dsm /c」とし、B/NOMADをすべて削除してください。
- また、DSMSRV停止中に「dsm /m」などを行うと、共有メモリーに古い情報が残ってしまうことがあります。DSMSRVを起動する前には、できるだけ「dsm /c」を実行してからDSMSRVを起動させるようにしてください。
- UNIX環境において、DSMSRVを起動したユーザーとdsmコマンドを実行するユーザーは同じである必要があります。